焼入れでのお困り事 10

何時も閲覧頂き、誠に有難う御座います。

今回は、焼入れ基礎知識編と致しまして、どの様に焼入れが行われて行くかに付いて、簡単にご説明させて頂きます。

焼入れとは鋼材をある一定の温度まで加熱し、一定時間保持した後、急冷却する事により、内部組織の変化が起き、鋼材が固くなります、これを焼入れと呼びます。

例としまして、珈琲牛乳を使って説明させて頂きます。

まず、牛乳と珈琲を鍋に入れ加熱します、沸騰した時点で珈琲と牛乳が混ざり合い、珈琲牛乳が完成します。

出来た珈琲牛乳を急速冷却すると、珈琲牛乳キャンディーと珈琲牛乳ゼリーに変化します。

この変化を焼入れと言い割合としまして、8:2の割合になります。

尚、組織の大きさとしましてはキャンディー2:1ゼリーの大きさとなります。

この後の工程としまして、低温戻し、高温戻し、サブゼロなどが有ります。

基本、焼入れ+低温戻し、高温戻しはセットと考えて下さい。

理由としましては、焼入れのみで放置すると、焼き割れの原因になる為、予防措置として低温戻しか高温戻しを実施します。

サブゼロの場合は、焼入れ+サブゼロ+低温戻しか高温戻しになります。

秋も深まりつつも、まだ暑い日が御座いますが、御健康には充分に御気お付けて季節の移ろいをお楽しみ下さい。

またこの度は台風の被害に合われた方々にお見舞い申し上げます。