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焼入れでのお困り事 7

真空焼鈍(球状化焼鈍編)

何時も閲覧頂きまして誠に有難う御座います。

今回は、真空焼鈍(球状化焼鈍)に付いて書かせて頂きます。

前回の真空焼鈍(応力除去焼鈍)と今回の球状化焼鈍との違いに付いて書かせて頂きます。

前回の応力除去焼鈍は加工後真空焼入れの場合に用いられる処理方法で加工において製品に掛かっているストレスを除去する事が目的とされております。

では今回の球状化焼鈍とはどの様な処理なのかと言うと、「加工前」つまり母材の段階で事前に処置しておく前処理の事です。

ギヤーなどの製作の段階で母材削り出し(レース加工)を行う際に切屑が出ますがよく切屑がバイトやチップ台に絡みつき異常摩耗を起こし、欠損、破損を起こした事は御座いませんでしょうか?

切屑の絡みつきの原因が事前処置不足が一員とされております、チップやバイトが異常摩耗を起こすと製品の品質 特に面粗度の急激な劣化や命数異常に依る破損、欠損(ここで上げさせて頂く命数異常とは異常劣化により規定命数未達状態の事です。)による交換回数の増加及びコストの増加の一員となっております。

この事から、「加工前」に行う事前処理として球状化焼鈍が用いられます。

コストの低減、環境保全の観点から見ても事前処理を行なっておく事がベストではないかと考えております。

一度ご検討頂くのも一項かと思います。

次回は、真空焼鈍第3回、完全焼鈍編を書きたいと思います。

さて、早いもので、あっと言う間に梅雨が開けてしまい、暑い夏がやって来ました。花火大会や七夕祭り3年越しの開催となりました。人出が多くなります、最近では新型ウイルスBA5型が流行りだし感染者数も倍増傾向に有ります、感染も嫌ですが一人一人が感染対策を行い、楽しい夏休みを御過ごし下さい。

7/8に安倍元総理大臣が演説中に狙撃されお亡くなりになりました、心からのご冥福を申し上げます。

焼入れでのお困り事 6

閲覧有難う御座います。

今回は焼鈍に付いて、書いて行きたいと思います。

一口に焼鈍と申しましても色々有り、あと工程において適正焼鈍は変わって来ます。

今回は、一般的によく使用される「応力除去焼鈍」に付いて書きたいと思います。

応力除去焼鈍とは前加工にて母材に過度のストレス(今回の場合NC旋盤加工、3D旋盤加工などを指します)

受けた製品をそのまま熱処理致しますと熱を加えた瞬間にストレスが開放されてしまい製品に大きな歪みが発生いてしまい最悪使用不可の状態になってしまう事も有ります。

この様な事の無い様にする為に、応力除去焼鈍を行い焼入れする前にストレスを抜いておく事で過度の歪みの発生を抑える(出ない訳では有りません)効果として用いられる用法です。

たまにストレスリリース(SR処理)の同様の用法です。

いよいよ梅雨の始まりの時期となりました。

この1ヶ月は気分的にも落ち込む時期になります、この季節を逆手にとってレイングッズで気分転換を図るのも良いかと思います。

雨の日の自転車運転では傘差し運転は道路交通法で禁止されています。

お気に入りのレインコートで楽しく安全に外出してみては如何でしょうか?

次回は球状化焼頓に付いて書きたいと思います。

焼入れでのお困り事 4

何時も閲覧有難う御座います

今回は焼き割れ、ヒビ割れに付いてご紹介致します。

皆様もご経験が御座いませんでしょうか?

依頼したら割れていた、ヒビが入っていたなどといった事が・・・

原因としては焼入れ時における歪み割れ、歪み取り時におけるヒビ割れ等が考えられます。

プレート物では中央に肉厚の薄い部分が有る場合薄い部分の冷却が早く冷却差が生じ歪みの発生に耐え切れず割る事が御座います。

ヒビ割れに付きましては主にSK類歪み取り時におけるバーナー加熱時の温度差でヒビが入る事が御座います。

対策としてはダイス鋼類に付きましては、カーボンの上に置くなどで直接風が当たらない様な対策は取れますただ  完全に予防出来る物ではない為場合によっては発生する事が御座います(お困り事 3の事象が当てはまります)

SK類に付いては歪みの出にくい炉での処理、又は比較的歪みの出にくいバスケットの中央部に置くなどの対応は 出来ますがこちらも完全に予防出来る物では無い為場合によっては発生する事が御座います。

ご依頼の際にはお気軽にお声をお掛け下さい、適切なご回答をさせて頂きます。

またお客様にご了承を頂き処理を開始させて頂きます事が御座いますので宜しくお願い致します。

いよいよゴールデンウイークが始まりました、今年は規制の無い連休となりましたが感染者数がまだ多く予防処置を講じた上で楽しい連休を御過ごし頂きたいと思います。皆様に楽しい思い出が残ります様に!

焼入れでのお困り事 3

 こんにちは。当ブログを閲覧いただき誠にありがとうございます。今回は前回予告の通り、熱処理時の歪み・割れについて記載していきます。


 例として円筒形の製品(ここでは中抜け製品、いわゆるパイプ形状品についてとなります。)パイプ形状品の焼入れ時の注意点としまして、焼入れ後に楕円形状に歪みが出る可能性がございます。

 SK系及びダイス鋼系等鋼材の種類を問わず、歪みは発生いたします。一度発生してしまうと歪みを修正することは非常に困難になります。その為、ご依頼の際には内、外径に研磨代を十分に確保していただく必要があります。あくまで一般的にですが、0.4㎜程度の研磨代をとっていただく必要がございますが、肉厚・形状により異なります。

 1つの対策として、研磨代をつける以外に処理後にワイヤーカットをする方法もございます。ただし、この場合ワイヤーカットに対する熱耐性を製品に付与する必要が出てくるため、その場合硬度が低下いたします。

 熱処理時の対策方法として、製品の中にダミーの治具を入れて焼入れを行うことも可能です。ただし、この場合はSK系の製品については適用不可となります。理由としましては、油による冷却の際に油が製品とダミーの間に入らず冷却不良を起こし、硬度・金属組織が品質規格に満たないといった可能性がございます。

 以上の点から、適用できる対策が限られますのでご依頼の前にご相談いただければ幸甚に存じます。また高周波焼入れ、ソルト焼入れの対応も可能ですのでお気軽にご相談下さい。

 ウクライナ問題で世界中が慌ただしい状態になり悲しい現実が連日報道されております。戦争が肯定される事は決してありません。一日で早く終戦することを願うばかりです。早く笑顔の溢れる日が来る事を期待しています。次回は明るい話題で投稿出来る事を願っています。

株式会社メタルヒート(真空熱処理)
愛知県安城市/石川県志賀町
HP:http://www.metalheat.co.jp  / TEL:0566-98-2501

焼入れでのお困り事 2

こんにちは。

まず、前回のブログ内容について補足をさせていただきたいと思います。焼入れのイメージとして輪ゴムを両手で持った状態が焼入れ前の状態でそこから少し引っ張った状態が焼入れ後の状態になります。
伸びた側をXとすると引っ張られた側がYになります、Xが伸びた分Yが細くなるはずです。
寸法が長くなればそれだけ変寸も大きくなります。ボルト穴やピン穴を作る際は変寸を考慮に入れないと組み付け時にピッチがずれてしまいボルトやピンが入らない場合が有ります。また歪みによる位置ズレが発生する場合がございます。ご依頼の際は、お気軽にご相談頂けますよう宜しくお願い致します。

次回は、熱処理時の歪み・割れについての記事を書きたいと思います。

☆オリンピックも終わり日本勢は最多数のメダルラッシュで閉幕しました。このあとのパラリンピックの方にも期待したい所です。

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焼入れでの困り事 1

こんにちは。
今回は焼入れでの困り事に付いて書いてみたいと思います。

焼入れのご依頼をされ、製品が戻ってきたら寸法が変わっていた、なんて事はございませんでしょうか?
これは焼入れ時における組織変化時の変寸によるもので、寸法に対し0.05%の変寸が発生しています。

例えば100㎜角のダイス鋼は、焼入れ後大凡0.05㎜の変寸が発生します。この事から、仕上がった製品を焼入れしてしまうと変寸により使用不可能になってしまいます。
ご依頼の際にはお気軽にご相談頂きます様よろしくお願いいたします。

さて、本日より北京オリンピックが開幕しました。先駆けてアイスホッケーでの初勝利がありました。今後が楽しみですね。観戦には行けませんが、自宅からの応援で楽しみましょう。

株式会社メタルヒート(真空熱処理)
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謹賀新年

明けましておめでとう御座います、本年もメタルヒートを宜しくお願い致します。

2021年はコロナウイルスの影響により、何かと慌ただしい1年となってしまいました。

夏季オリンピックにて日本代表の活躍に観戦が出来なかったにしろ、日本中が湧き株価も一時期3万円台に到達し

経済状況の方も上向き傾向に入って来ました。

今年は冬期オリンピックも有り、年越しで日本並びに世界中の笑顔から1年がスタート出来る事を願っております。

コロナウイルス第6波が来ておりますが、皆様が今後御健康で明るく笑顔で1年御過ごし頂けます様に。

Aichi Design Vision 2021試作品報告会

こんにちは メタルヒートです。

11月にメタルヒートの子会社である株式会社AMNが主催する商品開発プロジェクト「Aichi Design Vision 」の試作品報告会がありました。

「AICHI DESIGN VISION」は、㈱AMNが主催し、愛知県を中心としたモノづくり企業と、その企業の技術に惹かれ想いに共感したデザイナーを繋ぎ、コロナ禍において立ち上がったプロジェクトです。4か月という短い期間でオンラインにより打合せを重ね、新商品開発に取り組みます。私たちが創り出した商品には、“豊かな生活”と“幸せ”、そして、モノづくりの新しい時代を切り開いていく、“挑戦への想い”が込められています。

【プロジェクトページURL】

https://adv-aichi.com/

【Aichi Design Vision 2021試作品報告会】

日時:2021年11月19日(金)13:30~16:45

会場:ウインクあいち12階「1204」

来場人数:約50名

サブゼロ装置について【クライオ処理対応可能】

こんにちはメタルヒートです。
今回は熱処理炉ではなく、サブゼロ装置のご案内です。

サブゼロ処理とは焼入れ処理時に発生した残留オーステナイトを0℃以下に冷却することによって強制的に変態させる処理です。残留オーステナイトを減らすことにより経年変化、置き割れの防止、耐摩耗性の向上に繋がります。

主に-80℃程度までをサブゼロ、-130℃以下の温度を超サブゼロ、-190℃程度をクライオ処理と分類しています。

弊社保有のサブゼロ装置は国内最大級の容量となっております。【超サブゼロ処理装置(-196℃仕様)】
800×800×1200
最大処理量1000㎏/グロス

弊社サブゼロ装置の特徴は大きく2つあります。

  • 大型サブゼロ装置のため大物の処理が可能。
  • -196℃まで広い範囲での温度設定が可能。

ご質問・ご相談御座いましたらお気軽に連絡頂ければ幸いです。

愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/  TEL:0566-98-2501

調理器具の熱処理(性能UP)

こんにちは、メタルヒートです。

今回は調理器具の熱処理事例を紹介します。

フライパンの強度アップ、耐熱性アップといった課題があり窒化処理にて対応しました。

鉄製のフライパンにはアルミ製と比較して「丈夫で長持ち」「均熱性が高い」「料理がおいしくなる」など

幾つかメリットが存在しますのが、「焦げ付きやすい」「汚れが落ちにくい」などデメリットも存在します。

窒化処理によってデメリットのいくつかは解消されます。

是非、調理器具の開発でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。

株式会社メタルヒート/http://www.heat-treatment.jp/