前回上げさせて頂きました事案においての補足ですが、イメージとしては輪ゴムを両手で持った状態が焼入れ前の状態でそこから少し引っ張った状態が焼入れ後の状態になります。
伸びた側をXとすると引っ張られた側がYになります、Xが伸びた分Yが細くなっているはずです。
この事から焼入れをすると縦方向が寸法+に逆に横方向が寸法-になります、寸法が長くなればそれだけ変寸も
大きくなります。ボルト穴やピン穴を作る際は変寸を考慮に入れないと組み付け時にピッチがずれてしまい
ボルトやピンが入らない場合が有ります。また歪みによる位置ズレが発生する場合が御座います。
ご依頼の際は、お気軽にご相談頂けますよう宜しくお願い致します。
次回は、歪み、割れに付いて上げたいと思います。
☆オリンピックも終わり日本勢は最多数のメダルラッシュで閉幕しました。このあとのパラリンピックの方にも期待したい所です。