各種焼鈍処理について

こんにちは、メタルヒートです。
今回は焼鈍(焼なまし)処理について紹介します。

焼鈍(焼なまし)処理には多くの種類と目的がありますが、主なものは以下の4つです。

1鋼の軟化
2内部応力の開放と除去
3炭化物の球状化
4成分元素や不純物の均一化

これらの目的に応じて焼鈍の方法(加熱、冷却)を選定します。

焼鈍の種類 目的・効果 処理温度目安
拡散焼鈍 鋳造品の成分元素や不純物の偏析を拡散し、均一に分布させる 1000-1300
完全焼鈍 鋼を最大限軟化させる。結晶粒度を整える。金属組織の標準化 750-850
等温焼鈍 鋼の軟化、歪除去、被削性の向上 700
球状化焼鈍 組織を球状にすることで、鍛造時の成形が容易になる 750-850
応力除去焼鈍 内部応力の除去、結晶粒度を整える 450-650

メタルヒートでは超大型熱処理を使用することでこれらの処理を一度に大量投入して処理を行うことが可能であり、コスト面で大きなメリットを出すことが出来ます。

ご興味御座いましたらお気軽にお問合せ下さい。

愛知県安城市 株式会社メタルヒート
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