焼入れでのお困り事 2

こんにちは。

まず、前回のブログ内容について補足をさせていただきたいと思います。焼入れのイメージとして輪ゴムを両手で持った状態が焼入れ前の状態でそこから少し引っ張った状態が焼入れ後の状態になります。
伸びた側をXとすると引っ張られた側がYになります、Xが伸びた分Yが細くなるはずです。
寸法が長くなればそれだけ変寸も大きくなります。ボルト穴やピン穴を作る際は変寸を考慮に入れないと組み付け時にピッチがずれてしまいボルトやピンが入らない場合が有ります。また歪みによる位置ズレが発生する場合がございます。ご依頼の際は、お気軽にご相談頂けますよう宜しくお願い致します。

次回は、熱処理時の歪み・割れについての記事を書きたいと思います。

☆オリンピックも終わり日本勢は最多数のメダルラッシュで閉幕しました。このあとのパラリンピックの方にも期待したい所です。

株式会社メタルヒート(真空熱処理)
愛知県安城市/石川県志賀町
HP:http://www.metalheat.co.jp  / TEL:0566-98-2501

焼入れでの困り事 1

こんにちは。
今回は焼入れでの困り事に付いて書いてみたいと思います。

焼入れのご依頼をされ、製品が戻ってきたら寸法が変わっていた、なんて事はございませんでしょうか?
これは焼入れ時における組織変化時の変寸によるもので、寸法に対し0.05%の変寸が発生しています。

例えば100㎜角のダイス鋼は、焼入れ後大凡0.05㎜の変寸が発生します。この事から、仕上がった製品を焼入れしてしまうと変寸により使用不可能になってしまいます。
ご依頼の際にはお気軽にご相談頂きます様よろしくお願いいたします。

さて、本日より北京オリンピックが開幕しました。先駆けてアイスホッケーでの初勝利がありました。今後が楽しみですね。観戦には行けませんが、自宅からの応援で楽しみましょう。

株式会社メタルヒート(真空熱処理)
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