焼入れでのお困り事 15

何時も閲覧有難う御座います。

今回は、基礎知識編としまして焼入れに付いて書かせて頂きます。

何故焼入れを行うのか?

工業生産においてなくてはならない工程の一つとして挙げられます。

鉄を使い機械や部品をの製作を行いますが、機械に使用されている部品の多くは焼入れを行った製品を使用し製品の製造、運搬などに使用されています。

鉄そのままでは使用できない為焼入れを行い強度を持たせて使用する事が、一般的に行われています。

代表的に挙げられるのは、日本刀の製作工程での焼入れです。

ニュースなどで一度は見た事が有るかと思われますが、刀鍛冶と呼ばれる方が石炭を高温になるまで燃やし、その中に地金と呼ばれる金属を入れ加熱し叩いて伸ばしながら形を作り水に入れて冷やし再度加熱を繰り返し、日本刀を作成していきます。

鉄を加熱する事により、鉄の中で組織変化が起き水などで急冷する事で炭化組織という硬い組織が出来ます。

これにより鉄は硬度な製品へとなり皆さんの生活に必要な製品になって行きます。

皆さんが毎日使用している食器の中にも熱処理された製品が有ります。

スプーン、フォーク、ナイフなどの金属製品です。ちなみに野球のフォークボールの語源は金属食器のフォークから来ている事はご存じでしょうか?

日々の生活になくてはならない製品の多くは熱処理が関係しています。

皆さんも身の回りに有る物を良く観察してみて下さい、結構面白いですよ!!

さて冬の終わりも近くなり、春の訪れの便りも聞かれるようになりました。

ニュースでは渡り鳥の第一便が北極海に向けて旅立ったとの記事が有りました。

大陸からは来て欲しく無い物の飛来の確認されました。

今年の花粉は例年の3倍!

スギ花粉が現在ピークになっています、4月からは桧も始まります、対策はお早めに行って下さい。

それでは、来月も閲覧お待ちしております。