超大物・長尺物熱処理
低歪み技術
短納期(土曜日も営業)
熱処理Q&A
熱処理辞典
保有設備
会社概要
トップへ戻る
動画を見る
熱処理社長の熱血ブログ
お問い合わせ
TEL 0566-98-2501(代)
FAX 0566-98-2504
メールでのお問い合わせ
工場見学大歓迎
※土曜日は完全営業、日曜日も
製造設備を稼動しています。
熱処理に関する豆知識情報です。
熱処理の基本 焼入 焼戻し 低温焼戻し
高温焼戻し 焼入硬さ 焼入深さ 質量効果
サブゼロ処理 経年変化 焼なまし 完全焼なまし
球状化焼なまし 応力除去焼なまし 焼ならし  


経年変化
精密冷間金型等で、残留オーステナイトが時間経過と共にマルテンサイト変態し膨張する現象です。低温焼戻し品においては発生し難い傾向にありますが、高温焼戻し品については残留オーステナイトが不安定な為発生しやすくなります。対策のひとつして、サブゼロ処理や安定化処理があります。

焼なまし

焼なまし(焼鈍)とは、鋼の結晶粒度を調整し軟化させる処理です。
目的により種々な方法があります。

(1) A3又はA3-1変態点以上+50℃に加熱し、完全にオ-ステナイト化させます。
(2) Ar1点直下(約700℃)でオ-ステナイトをパ-ライトに変態させます。


完全焼なまし
一般的に焼なましと云えば、この完全焼なましのことを言います。
変態点+50℃の温度に加熱した後、ゆっくりと炉内で冷します。
室温まで冷やす必要は無いので、臨海区域(約550℃)位迄炉冷したら急冷でOKです。
但し、残留応力を嫌う場合は、約400℃位迄徐冷し急冷又は空冷する方が良いと思われます。